都内大学にてBlenderによる実習行われる
投稿日時 2004年12月28日 | カテゴリ: サイト・活動紹介
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Blenderの古くからのユーザであり、かつてBlender Foundationの前身であるNaNでCG画集も出されていたShige氏から、数週間前に氏が講師をされている大学で行われた、恐らく日本で初であろう Blenderを使用した実習について Mailをいただきました。以下はその引用です。
先日、現在非常勤講師として勤務している東京家政大学の授業(実習)で、計3回(週1で3週)をかけてBlenderを取り上げました。おそらく大半の学生は3Dのソフトを触るのは初めてで、しかもぱっと見、取っ付きにくいUIのBlenderでどうなのかという懸念も有りましたが、まずは試しとやってしまいました。 テキストは自前で手順ごとに図解を入れたものを作成し、それに沿って進めていきました。
第1回の実習風景
| | 課題の「椅子のある風景」
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学生の反応は、、、まあまあだったと思います。PhotoshopやIllustratorは日常の授業でもよく使うのである程度は慣れてはいるのですが、3Dになるととたんにパニック!というのも想定していましたが、意外と面白がってくれました。 頂点だのフェイス選択だの編集モードだのといった日頃使わない(あたりまえか)言葉が どんどん出てきて始めは????位だったのが最後は??くらいになった感じ。(笑) モデリングは自分で作り込まないと上達はしないので、まだまだこちらが言った通りになんとかできたというレベルですが、今後何かに活かしてもらいたいものです。
懸念していたのは、「男女の脳の構造の差異」で(尤もこの点は逆に興味のあるところで)空間把握能力に多少欠けるといわれる(そのかわりコミュニケーション能力に長ける)脳があまり感覚的でないBlender(笑)にどう対処するかという点で、今後の3Dの教え方などの参考にはなりました。
最初の課題は「椅子のある風景」(上記右)でしたが、2つ目に「サブディビジョンサーフェスを用いたキャラクターの作成」でこんな感じもの(下記右)を作らせました。もう一枚の風景の方の左下に写っているのは今回作ったテキストです。
第3回の実習風景
| | 課題の、SubSurfを使用したウサギ
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この実習が、なんらかのきっかけになればいいですね。
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