元記事:blender.org - Updated GUI


GUI の更新



ウィンドウの管理


Blender のウィンドウ管理システムが大きくアップグレードし、柔軟性とインタラクティブ性が向上しました。ウィンドウ操作は独立して動作し、アニメーション再生中であってもリアルタイムで更新します。


マルチウィンドウ


Blender 2.5は複数のトップレベルウィンドウをサポートしており、それぞれどんな分割のウィンドウやエディタエリアのレイアウトでも収容できます。新しいウィンドウは現存のエリアから独立させることができ(ウィンドウ分割ゾーンで[Shift]を押しながらドラッグ)、ウィンドウレイアウトは .blend ファイルに格納されます。



エリア分割と統合、交換


エディタエリアは、新しいウィンドウ分割アクションエリアによって分割と統合が可能です。エディタ内のこのゾーンで左マウスボタンをドラッグすると、インタラクティブに新しいウィンドウに分割でき、このゾーン内から別のエディタエリアにドラッグすると、統合します。ゾーン内で[Alt]+左ドラッグすると、そのエリアを他と交換します。



サブリージョン


新しいウィンドウマネージャは、更に編集エリアをツールシェルフやウィンドウヘッダ、分割ビュー(Split View)用の領域に分割する、汎用のシステムをサポートしています。これは(例えば)4方向分割の3DViewを一つのエディタとして、Transform のPivotやシェーディング表示タイプなどのようなプロパティを共用して動作させることができます。



プロパティエディタ


新しいデザイン


Blender のプロパティパネルが完全にオーバーホールされ、再構成されました。以前の「ボタンウィンドウ」は数年来の拡張の末に雑多な状態になっており、ツールと設定が混ざって一貫性もなく、系統だった大幅な改訂が必要でした。
この新しいプロパティエディタはもっと綺麗に整理できるように再設計されており、柔軟性も向上しているため、興味のない物を隠したり、ナビゲートを遮るものを綺麗にしたり、もっと簡単に理解できるようになっています。



GUI のコントロール


Blender の GUI コントロールが再設計され、タイプ、内容、選択、禁止状態を伝達する表現力が向上、あるプロパティがキーフレーム化されているかどうか、現在のフレームにキーがあるか、もしくは Drive されているかといった、アニメーションの状態がフィードバックされます。色、フォントサイズ、フォントの装飾などの UI コントロールの外見はカスタマイズ可能です。


Python による駆動


新しい UI レイアウトは、Blender の標準インストールの一部である、Python スクリプトファイルによって生成されています。現存の UI を変更、もしくは完全に新しい UI をスクラッチから作成できるよう、これらのレイアウトスクリプトはリアルタイムでフルカスタマイズ・変更が可能です。
ユーザ作成の Python UI はデフォルトの物と同じシステムを使用しているため、、同様の自由度と機能性を持っています。



ファイルブラウザ


Blender 内部のファイルブラウザが、使いやすいデザインとより便利な機能にアップグレードされました。様々なビュー(リスト・段組み・サムネイル)を切り替え可能で、サムネイルは、Blender が対応している画像フォーマットからバックグラウンドで読み込みます。



ファイルタイプによるクイックフィルタも利用可能で、カスタマイズ可能な新しいブックマークリストもあります。インポータとエクスポータは、ファイルの選択と同時に調整できるよう、左側のプロパティ領域に設定が用意されるようになりました。



既知の問題




技術情報


[wiki]-[[Evolution of Blender's UI, by William Reynish (PDF):http://download.blender.org/documentation/bc2008/evolution_of_blenders_ui.pdf]]
-[[Window manager architecture:http://wiki.blender.org/index.php/BlenderDev/Blender2.5/WM_Architecture]]
-[[Area Manager:http://wiki.blender.org/index.php/BlenderDev/Blender2.5/AreaManager]][/wiki]


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