元記事:
Release Notes-Notes248-WindCollisions - BlenderWiki
Wind と Deflector Force Field の更新
Blender 2.48で Wind と Deflector が更新され、ユーザ待望の機能がいくつか追加されました。
Wind の Noise オプション
Wind へ Noise オプションが追加通常の Blender の Wind Force は、一定なだけでしたが、これからは Noise 値を指定することで、Wind Force をよりリアルにすることができます。
Deflector は Absorption(吸収)値を設定することで力を吸収
Deflector が、エフェクタの力を跳ね返すように従来、エフェクタの力をさえぎる方法はなく、MaxDist を指定し与えられた範囲で動作するようにする必要がありました。それが "absorption" 値を使用することにより、 Collision/Deflector オブジェクトに、エフェクタの力を跳ね返す割合を指定できるようになりました。
Absorption 100%で、その Collision/Deflector オブジェクトが何も力を通さなくなります。例えば10%、43%、3%の Absorption を設定されている3つの Collision オブジェクトがそれぞれの後ろに一列に並んでいる時、最終的には約46%になります。
両機能とも、"continues physics"(Timeline ウィンドウ→Playbackメニュー)をONにすることで、リアルタイム機能の物理演算でも使用できます。
新 Force Field、"Charge" と "Lennar Jones"
Charge と、Lennard-Jones ポテンシャルベースの力(分子間力など)の二つの新しいエフェクタタイプが追加されました。
[wiki]-''Charge'': Spherical Field と似ていますが、現実の電荷を持つ粒子のように、影響を受ける Particle 群の電場(負・正)によって、挙動を変化する(引き寄せる/引き離す)ところが違います。
-''Lennard-Jones'':
エフェクタと影響を受ける Particle のサイズによって挙動が決まる、非常に短距離の力です。合計サイズより距離が小さいと Field は非常に反発力が強くなり、距離が離れると引力を持ちます。そして各 Particle の距離の均衡を保とうとします。この Field による影響を受けるには、Particle はお互いに近接している必要があります。[/wiki]
また、Particle システムが二つのエフェクタフィールドを持つことができるようになりました(Fields パネルのリストボタンが二つに増える)。これにより、例えば、Charge と Lennard-Jones ポテンシャルの両方を持つ Particle を作成できます。
元記事:
Release Notes-Notes248-WindCollisions - BlenderWiki20:49, 13 October 2008版を元にしています。