元記事:
Release Notes-Notes243-Modifiers - BlenderWiki
モディファイアの改良
モディファイアスタックの改良
モディファイアスタックを更新し、「オリジナルデータ」の制約をなくしました。ベース Object のオリジナルデータを必要とするいくつかのモディファイアがこの制約の所為で、スタック内でデフォームしないモディファイアの後ろに置くことができませんでした。
機能
アップグレードされた主な機能は以下の通りです。
- モディファイアがモディファイアスタック内でどんな順番でもおけるようになりました。
- モディファイアスタックがカスタムエレメントデータ用の標準のフレームワークを持つようになり、スタックが Mesh データを通すようになりました(コピーと適切な補間をします)。そのため、モディファイアが必要とするデータはなんでもアクセスできるようになりました。
- モディファイアスタックのコードがリファクタリング(よりシンプルかつ整合性があるように)され、多くのバグが削除されました。
- EdgeSplit モディファイアが追加、Sharp Edge フラグ追加に伴い、EditMode の Specials メニュー([Ctrl]+[E])で設定・クリアができるように。
- Displace モディファイアが追加されました。
- UVProject モディファイアが追加されました。
新しいモディファイア
各モディファイアの更新
ArmatureVGroup フィールドを Armature モディファイアに追加しました。ユーザが特定の VertexGroup を指定することで、その Armature 内のすべての Bone の影響度を調節できます。
(訳注:例えば "Overall" という VertexGroup を作成し、Weight を変化させて対象 Mesh に適用することにより、マスキング効果が得られます)
Subsurf[Alt]+[Shift]+[O]で3DView での SubSurf 表示フラグのみをトグルで変更できます。レンダリング時には SubSurf されます。
Waveパッチ #5181: Wave モディファイアの Start X と Y の位置を Object で指定できるオプション。
このパッチにより、Object を Wave モディファイアの Start X と Y の位置を指定するオプションが付きます。また、Object をアニメーションすることにより、Wave の Start X と Y を移動できます。
このパッチの作者、Michael Fox氏に感謝!
新しいモディファイア:以下にあげる更新は、おそらく以前のリリースバージョンでのモディファイアの掲載のように、最終リリースノートに別個にリストアップされることはないでしょう。
Artificer
Displace
Displace モディファイア用の新しいディスプレイスメント方法:"RGB -> XYZ"。これは Texture の RGB 要素を使用し、Vertex を X、Y、Z 方向に独立して 移動します(R は X、G は Y、B は Z に影響します)。例えば、カラーの Cloud Texture を使用し、ジッターエフェクトをかけることができます。
EdgeSplit
ずっと以前の broken氏のフィードバックを元に EdgeSplit モディファイアの UI を変更。
[wiki]-"From Angle" は現在、"From Edge Angle" に。
-"From Flag" は "From Marked As Sharp" に。
-"Split Angle" の数値ボタンを、"From Edge Angle" がチェックされていない時に消えるように。
-Tooltip を(たぶん)もっとわかりやすく変更。
-ボタンをラベルの長さに適した配置に。
[/wiki]
UVProject
UVProject モディファイアのアップグレードです。
[wiki]-新しい Perspective(透視)投影機能。もし Camera がプロジェクター Object として使用されていた場合、モディファイアはその Camera のタイプから、Perspective もしくは Orthographic(平行)投影のどちらかを検出して設定します。他の Object タイプが使用されていた場合は、Orthographic 投影が使用されます。
-Orthographic 投影が実際にちゃんと動作するように。
-投影される画像を Camera ビューの中心に置けるよう、投影される UV にスケーリングとオフセットが行われるように。
-AspX と AspY 数値ボタンが追加、投影される UV のアスペクト比を設定できます。[/wiki]
サンプル
ArrayArray モディファイアが最後のリリースで公開されたあと、モディファイアスタックがアップグレードされ、(Curve モディファイアのような)デフォームモディファイアが、スタック内での Array モディファイアの後ろでも適用可能になりました。これらのサンプルはその機能をデモンストレーションするものです。
Tracktest.blend - このテストファイルは Curve と Array モディファイアを使用し、シンプルな軌道アニメーションを作成する方法を実演しています。
Manual-Modifier-Array-Tentacle01.blend - Curve モディファイアにそった Array モディファイアで作成された触手。手前の節はこの触手のベース Mesh です。この触手には、二つの特別にモデリングされたオブジェクトを、触手のメインパートと同じ Curve オブジェクトでデフォームし、ふたをしています。
DisplaceFootprinttest.blend - このテストファイルでは、Displace モディファイアと Empty、bblend Texture を使用し、シンプルな「透明人間が砂浜を歩く」アニメーションを作成する方法を実演しています。
Manual-Modifier-Displace-Example01.blend - Displace モディファイアにより作成された、三つの別々の Object。
Manual-Modifier-Displace-Slime01.blend - Displace モディファイアで作成された粘液のアニメーション。
YouTube にて動画を視聴できます。
EdgeSplitManual-Modifier-EdgeSplit-Example01.blend - EdgeSplit モディファイアの出力例その1
From Marked As Sharp を選択
Manual-Modifier-EdgeSplit-Example01.blend - EdgeSplit モディファイアの出力例その2
From Edge Angle を選択
UVProjectManual-Modifier-UVProject-House01.blend - UVProject モディファイアを使用してテクスチャリングされた家。このシーンに点在するカメラがプロジェクターオブジェクトです。
UVProject はモデルにテクスチャを並べる(例:窓枠のあるレンガなど)のを簡単にすることで、この種のテクスチャリングを非常にシンプルにします。これはインタラクティブに行われており、この blend ファイルを開いて Camera を自由に動かしたり、回転・拡大縮小できます。
元記事:
Release Notes-Notes243-Modifiers - BlenderWikiこのページは 18:38, 7 February 2008版を元にしています。