アニメーション新機能
カスタム Weight レンジ
従来、WeightPaint はウェイトの視覚化に、ソースコードに直接記述されたカラーバンドを使用していました。ユーザがどの色がどの値を示すのかをもっと正確に表示できるよう、Weight のカスタムレンジを編集できるようになりました。
このレンジは UserPreference 内の "ColorBand" ボタンで設定できます。デフォルトとなる .B.blend ファイル内にのみ保存されます（[Ctrl]＋[U]）。
 デフォルトのレンジ |  カスタムレンジ |  カスタムレンジ |
マルチモディファイア
モディファイアは Blender 内に並んでいるスタック内におくことで、順次デフォームやサブディビジョンのような効果を Mesh モデルに追加して与えることができます。
問題は複数のデフォーマをそれぞれの上に組み合わせたい場合です。例えば、Mesh Deform モディファイアをコントロールする Armature があるが、指のような細部では Armature のみにしたいなど。
通常のスタック内では、それぞれの処理時に変形が追加されていきます（最初の画像）。「マルチモディファイア」とは、そのモデルのデフォームと両モディファイアを別々に同じ入力で行います。そしてその後、その結果を Weight Group でミックスします。
下は、Armature が Mesh をデフォームしているところで、Tube を順にデフォームしています。両モディファイアをこの Tube 上で使用することで、デフォームが二回行われてしまいます。むしろ、それよりも両モディファイアのそれぞれの結果をミックスして欲しいと思うことでしょう。
Vertex Group 編集
VertexGroup を EditMode時、二つの便利なメニューから編集できるようになりました。これらは[Ctrl]＋[G]キーと[Ctrl]＋[Shift]＋[G]キーから使用でき、ボタンウィンドウを絶えず参照するよりも、こちらを使用する方が速いでしょう。
[Ctrl]＋[G]キーで VertexGroup に Vertex を追加・削除するオプションが表示されます（訳注：原文からかなり変更）。このメニューで特筆すべき機能が、"Remove Selected from All Groups（選択された Vertex をすべての VertexGroup から削除する）" で、不必要な影響を除去するのに便利です。
[Ctrl]＋[Shift]＋[G]キーで、その Mesh で利用可能な VertexGroup を管理するオプションが表示されます。オプションには、アクティブな VertexGroup の変更、VertexGroup の削除などがあります。
元記事：blender.org - Animation features