元記事:Manual/UVProject Modifier



UVProject モディファイア



Mode: Any Mode
Panel: Editing Context → Modifiers
Hotkey: F9



はじめに


さて、いままでスライドプロジェクターの前を歩いている人に、スライドが投影されているのを見たことはないでしょうか? このモディファイアはそれを Object に対し、あなたが指定した画像(静止画、動画など)を使用して行います。

UVProject モディファイアは、ベース Mesh 上に UV マッピングされた画像を、スライドプロジェクターのように投影します。

一つもしくは複数のプロジェクターObject で、まるで、その Object 上から投影されていたかのように、ベース Mesh の UV 座標を変更することにより、それを行います。

その投影はプロジェクターObject の Z 軸の負の方向に、Orthogonal(平行投影)もしくは Perspective(透視投影)を使用して行われます。
エフェクトは与えられた画像に関係する Face のみに制限したり、すべての Face に影響させることもできます。このモディファイアはそれぞれの Face に適用された画像を、与えられた画像で上書きすることもできます。

最後のレンダリング画像内で結果が表示されるためには、ベース Mesh は影響を受ける UV レイヤを使用する Material を、なんらかの方法(例:TexFace を ON にするなど)で持っていなければなりません。


オプション


Modifier パネル上の UVProject

UVProject モディファイア
UV Layer
投影する UV 座標レイヤを選択します。もし UV レイヤがなければモディファイアは動作しません。

AspX、AspY
投影する画像のアスペクト比を指定します。

Projectors
使用するプロジェクターObject 数を指定します(1から10)。それぞれのプロジェクターにつき、ひとつの Ob フィールドがパネルに追加されます。

Ob
使用するプロジェクター Object を指定します。Projectors の値によって、1〜10個のフィールドが現れます。それぞれの Face ごとのプロジェクターが投影する軸は、使用される Face にほぼ垂直となります。
もしプロジェクターObject が Camera である場合、その投影方法は Camera の種類に依存します。Ortho Camera なら平行投影になり、Perspective Camera なら透視投影になります。プロジェクターObject が Camera でない場合は、投影方法は常に平行投影になります。

Image
使用される Image を指定します。
もし Image が空なら、すべての Face が影響を受けます。もし Image が空でなければ、その Image が適用された Face のみが影響を受けます(Override Image が ON の場合は除く。下記参照)。

Override Image
このボタンは現在の Face の Image を、指定した Image の内容で置き換えるかどうかをコントロールします。Override Image が ON の場合、すべての Face がモディファイアの影響を受け、指定された Image の内容を持ちます(もし Image がブランクなら、Face にはなんの Image も適用されません)。


サンプル


UV モディファイアを適用した家

左の渦巻きの画像は、UV/Image Editor に読み込まれ、Blender に識別されているところです。中央のシンプルな Scene は、モディファイアを設定した壁と球。35mm(Perspective)Camera からこの二つの Object 上に渦巻きが投影されます(右)。この二つの Object は床と同じ Material を持っていますが、その色はモディファイアにより入れ替わっています。球が動く(表示されていません)にしたがい、乗っかっている画像の一部が対応するように動きます。強いていえば、幽霊みたいな感じでしょうか。


UV モディファイアを適用した家

UVProject モディファイアでテクスチャを貼った家。Scene 内に散乱しているカメラがプロジェクターObject です。UVProject はこの手のテクスチャリングを非常に簡単にします。
サンプル blend ファイル




元記事:Manual-UVProject Modifier - BlenderWiki
このページは13:51, 5 February 2007版を元にしています。