元記事:その他の変更



その他の機能



Curve による回転 Surface


こんなグラスもあっという間に作成可能これは Taper Curve を使用せずに、Bevel された Curve に Taper 効果を与える、早くて簡単な方法です。
Curve 上のそれぞれのポイントに、[Alt]+[S]を使用して Shrink/Fatten ができる 'Radius' 値が付きました。これは Curve が Bevel された('bevob' もしくは front/back が OFF で、Bevel Depth がセットされた)時の、Taper の影響度です。
[Alt]+[S]の Shrink/Fatten は選択されたポイントをインタラクティブに変更でき、また、Curve Specials メニュー([W])の 'Set Radius' で、選択されたポイントに直接 Radius を指定入力することもできます。

デモビデオ:curve_shrinkfatten

ワイングラス作成


Verse-Blender


公式なバイナリはリリースされていませんが、ソースが統合されました。Verse が Blender 内でサポートされました(Verse は複数のアプリケーションをつなぐ3Dプロトコルです)。

開発者ドキュメント

ユーザドキュメント


Custom ID properties

(カスタム ID プロパティ)
鳥モデルの右側に表示されているのがカスタムプロパティ

この鳥のモデルは三つの Custom String Properties を持ち、モデルの作者と著作権情報を表示します。
Blender が、様々なデータタイプ内にカスタムデータを保存できるようになりました。データタイプは Material、Scene、Object、Mesh などです。いずれは YafRay や Crystal Space 3Dのように、プログラムとより自然に統合され、他のレンダラやゲームエンジンからこのシステムが、.blend へデータを格納するのに使用されるでしょう。

残念ながら、今回のリリースでは、Blender にあまり上手く統合できませんでした。それでも、すでに Python スクリプトからカスタムデータプロパティを、データを格納するのに使用でき、更にアーティストが Object にコメント(名前や著作権、Emailなど)を埋め込めます。Help メニュー内にある、ID Property Browser スクリプトで、だれでもカスタムデータプロパティを表示・編集できます。

カスタムデータプロパティの技術的な情報は、開発者 Wiki の関連するページをご覧下さい。


Collada import/export


Blender 内で Collada がアニメーションと Armature データをサポートするようになりました。

Illusoft project Web サイト

[wiki]

**モデリング、Group、シェーディング、
**レンダラ、Composite

***モデリング
-Mesh: Knife cutting ツールの強化。
-Mesh: Proportional edit オプション "Random falloff"。
-Curve: 4つの新しい選択オプション:Select more/less(選択増・減)、Select first/last(最初・最後を選択)。
-Menu と Toolbox のすべて。

***Group
-Dupli-Groups: 再帰できるようになり、Group 内での DupliGroup などが可能に! セキュリティのため、再帰レベルの深さが5でストップするようになっています。
-Groups が Layer フラグボタンを持つようになり、Group 内のどの Object が Dupli-Group で描画されるかを設定できます。
-ライブラリから追加された Group が、参照されたファイル毎にメニューでソートされるように。

***シェーディング
-新ノード:Camera Info、Scalar Math、Vector Math、Value Squeeze ノード
-ノードのソケットタイプが自動変換により、すべてつなぐことができるように。
-Lamp バッファの自動クリップ(注:可視 Vertex しかチェックしません)。
Autoclip in Lampbuffers (note, only checks visible vertices)
-Texture plugin がコールバックを持つようになり、それぞれのインスタンスが自身のデータを初期化できるように。
-Image Texture: 反転タイリングのサポート追加。

***レンダラ
-Threads のサポートが最大が8までに(それぞれのスレッドは十分なメモリを確保し、タイルまるごと1つを処理します)。コマンドライン: -t <スレッド数>
-Sky 用に Angular マップを使用した際、正しいカメラ位置にレンダリングするように。
-新しい RenderLayer オプション、"All Z values"。他の RenderLayer からの Face の Z 値もすべてフィルするように。他の部分を上手くマスキングするのに便利です。

***Composite
-Combine RGBA ノード
-Dilate/Erode ノード
-File Output ノードを追加
-Rotate/Scale ノード
-Split-view ノード
-ノードを半透明で描画できるように(UserPreference の Theme を参照)
-Viewer ノードアクティブ時用の Backdrop draw オプション
-重要な修正:依存グラフの失敗により、2.42a のすべてのノードが変更時に常に実行されていました。
-RGBA Curves ノード: 値を Extend(Extrapolated)するように。
-Timenode: アクティブ時、[I]キーで現在のフレームに値を挿入するように

**アニメーション、UI、Outliner、開発関連
***アニメーション
-新しい WeightPaint オプション、すでに以前に VertexGroup を設定した Vertex のみにペイント。
-Weight Paint: オプションが3DWindow 上に([N]キー)"Properties" パネルで表示できるように。
-Lattice に VertexGroup を追加(デフォーム用)。ButtonsWindow でのみ編集可能。
-Vertex-Parent が Lattice でも動作するように(EditMode 時に[Ctrl]+[P])。
-PoseMode: [P]キーで Parent Bone を選択できるように。
-Action Editor: 1フレーム中のすべてのキーを選択([K])
-Action Editor: [Shift]+[A] "Add Action Strip" メニューを NLA editor に追加。
-NLA: Strip を一時停止できるように。このオプションは Properties パネルのみです。
-NLA: Strip の描画が、Scene Layer の表示設定に追従するように。
-Constraint: 名前変更時、自身の Action にある Constraint チャネル(Ipo)も名前の変更がされるように。
-3DWindow: 一つの Object もしくは Bone に View をロックできるオプション(View Properties 内の View Locking)を追加。常に真ん中に表示できます。例えば、長いウォークサイクルの Object を追っかけるのに便利です。
-PoseMode での3DWindow: [Shift]+[M]で Bone の Layer が設定可能に。
-Static Particle: 新しいオプション "Max Length" により、Forcefield を使用しても、Strand が極端な長さにならないようにします。
-Time Marker が、すべての時間に関係あるウィンドウタイプで使用可能に。

***UI
-Windows、X11、OSX でのタブレットの筆圧サポート。
-ホットキーの[Q]が[Ctrl]+[Q]になり、事故防止と互換性を両立させています。
-Colorband: 最大キー数が32に。
-Curve Widget: Extending 値もサポートするように。
-Ipo Editor: Mirror メニュー([M]キー)
-3DView: "View Properties" でグリッド単位の分割レベル(Divisions)を設定可能に(12に設定することで、フィートとインチを擬似的に表現できます)。
-3DView: UserPreference でテンキーの[2][4][6][8]による回転ステップ(Rotation Angle)を設定可能に。
-3DView: [Shift]+[B]のボーダーへのズームが、Ortho View でも動作するように。
-3DView: UV FaceSelectMode が、"Solid View" 時にテクスチャ表示するように。
-他のファイルからのデータの Append/Link([Shift]+[F1]): FileWindow に以前開いたファイル内を直接ブラウズするメニューを追加。
-ファイル選択が International Font で表示できるように。ただし、これはまだソースコンパイル時のオプションであり、公式リリースにはありません(Scons: WITH_BF_ICONV、Make: WITH_ICONV)。
-数値入力ボタン:Python 式評価時に '#' をデフォルトで入力する必要がなくなりました(つまり、"3+8" と入力すると、"11" が得られます)。
-アイコンを外部ファイルで差し替え可能に($HOME/.blender/icons/ディレクトリ)。これは WIP であり、次のリリースで決着する予定です。
-Undo-redo が Image を復旧(Image を解放し、強制的にリロード)するように。
-Undo-redo が、参照している Library データも復旧するようになり、複雑なプロジェクトでは作業が非常に早くなります。
-WeightPaint と VertexPaint が、通常のグローバル Undo を使用するように(以前は1ステップのみでした)。

***Outliner
-Object 用に Restrict Columns オプションを追加、3DWindow での表示、選択可・不可、レンダリングする・しないを設定できます。
-新しい View オプション "Libraries"。ライブラリ名の上で[Ctrl]+クリックすることで編集可能に。
-データ検索オプション(Search)を追加、[F]キー(文字列)、[Ctrl]+[F](大・小文字を区別)、[Shift]+[F](最後の検索の繰り返し)
-[X]もしくは[Del]で、選択された Object も同様に削除されるように。
-左マウスドラッグによるアイテムの選択の、以下のイベント時に起こる再描画がスピードアップ:[PageUp]/[PageDown]、スクロールホイール、Search、アクティブアイテム表示、選択のトグルなど。

***開発関連
-Guarded memory の確保がスレッドセーフに。
-メモリ使用の 'Windows mode':malloc や free 時、メモリが0xFFFFFFFFにセットされ、これをまだ使用しようとした時、強制的にクラッシュするようにします(blender -d でアクティブ)。
-[[Mesh データシステムの書きなおし:http://mediawiki.blender.org/index.php/BlenderDev/BlenderArchitecture/CustomData]]により、複数のレベルの "Custom Data" をサポートするように。これにより、2.43以降ではファイルの後方互換性がなくなる予定です(現在データを二回保存していますが…一時的にファイルが大きくなりすぎてしまいます)。
-標準の make をいずれリプレースするため、CMake がコードに追加されました。
-Blender ファイルがサブバージョンを持つようになりました。よりバージョンを明確にしたパッチ当てを行うためです。
-Blender ファイルに「最低バージョン(minimum version)」も記録されるようになりました。将来的な後方互換性の問題について警告するためです(例えば、Mesh フォーマットを変更したとき、古いバイナリは新しいファイルを読み込んだ時に警告します)。
-Klockwork がフリーのコード解析を提供して下さいました。ケアレスミスによる脆弱性を見つけてくれます。その結果、多くの重要なバグ修正がすでに行われています。
[/wiki]


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