Release Notes/Notes243/Action Editor Improvements
Action Editor の改良
チャネルの「プロテクト」
Action チャネルと Constraint チャネルが「プロテクト(別名 Locked)」できるようになりました。つまり、そのチャネルのキーフレームの(Transform やキーフレームの時間の変更にともなった)移動や、複製、削除、Handle タイプの変更ができないということです。
これはすでに完了しているアニメーションのパートを、他のパートの作業中に保護しておくのに便利です。
この時、Lock アイコンがチャネル名の右側に表示されます。このアイコンには二つの用途があります。まず、そのチャネルがロックされているかどうかのインジケータ、そしてそのチャネルのロックのON/OFFの切り替えをする手段としてです。
また、チャネルのロックは、その Action のキーが NLA Editor に表示されている場合にも作用します。ただし、現時点では IpoWindow や Ipo Curve とのつながりが全くないため、キーフレームの挿入と IpoWindow から直接キーフレームを変更することはまだ可能になっています。
ロングキーフレーム(Long Keyframe)
アニメーション作成時、キーフレーム間のどこが「一時停止」なのかが表示されると便利なことがあります。ロングキーフレームはこれを同じチャネル内の二つのキーフレームをつなげることで行います。
ロングキーフレームは二つのキーフレームが正確に同じ値である場合にのみ描画されます。これはすべての Ipo Curve でロングキーフレームの描画が行われてしまうのを防ぐためです。
ロングキーフレームの選択・非選択(Selected、Deselected)の二つの Theme カラーが Action Editor に追加されました。現在のデフォルトではNLA Strip の選択カラーと同じになっています。
Long Keyframe
Shape Key スライダ
内部コードクリーンアップのおかげで、Shape Key スライダの表示状態の保存が可能になりました。また、複数の Action Editor を開くことや、すべての Shape Key の Action 表示についての問題もなくなりました。
スナップツール
[Shift]+[S]スナップ従来のスナップツールは、Action チャネルの「一番近いフレームへのスナップ」のみに限定されていました。これは明らかに限定的すぎています。
現在、キーフレームを現在のフレームにスナップすることもできるようになりました。
- Snap To Nearest Frame(一番近いフレームにスナップ)
- Snap To Current Frame(現在のフレームにスナップ)
- Snap To Nearest Marker(一番近い Marker にスナップ)
ホットキーは[Shift]+[S]です。
他に特筆すべきこととして、これらが NLA Editor 内で大きさを変えた Action についても正しく動作するようになったことがあげられます。以前は、正しく適用されず、予期せぬ結果になることがありました。
Transform 中の自動スナップこのような操作のストレスを減らすオプションが、多くの人からリクエストされていました。Action Editor のヘッダ内の新しい選択ボックスで、Transform 中の自動スナップのモードが設定できます。デフォルトでは OFF です。
自動スナップには3つのモードがあります。
- Off: Transform を通常通り行う
- Frame Step: Transform をフレーム単位で行う(大きさを変えた Action では問題が起こる場合もあります)
- Nearest Frame: 真のフレームへのスナップ(大きさを変えた場合を考慮します)
これらには以下のホットキーが使用できます。
- Off: ホットキーなし(従来どおり)
- Frame Step: [Ctrl](従来どおり)
- Nearest Frame:[Shift](あまり便利でなかった従来の[Shift]キーの動作を置き換え)
ミラーツール
IpoWindow のように、キーフレームをあるラインを対称に「反転」できるようになりました。Action を簡単に逆転できます。ただし、IpoWindow から移植されたオプションは二つのみです。
Mirror Over Vertical Axis:選択されたキーフレームを、Frame 0を中心に反転します。
Mirror Over Current Frame:選択されたキーフレームを、現在のフレームを中心に反転します。
Mirror Over Horizontal Axis:選択されたキーフレームのキーを、値が0の所を中心に反転します。
Mirror Over Selected Marker:選択されたキーフレームのキーを、その選択フレーム中の(時間が)最初のフレームを中心に反転します。
ホットキーは[Shift]+[M]です。
選択ツール
Action Editor の選択ツールはずっと基本的な物に限られていました。このリリースでは、いくつかの新しいオプションが追加されました。
Invert Keys選択されていないキーフレームが選択され、選択されていたものは非選択状態になります。
Column Select - On Selected Keys選択中のキーフレームと同じフレームの物がすべて選択されます。ホットキーは[K]です。
Column Select - On Selected Markers選択中の Marker と同じフレームの物がすべて選択されます。ホットキーは[Shift]+[K]です。
Column Select - Between Selected Markers選択中の Marker の最初と最後の間のキーフレームがすべて選択されます。ホットキーは[Ctrl]+[K]です。
このページは00:00, 19 February 2007版を元にしています。
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