元記事:
blender.org - Fluid Enhancements
Fluid の拡張
Isosurface(等値面)
流体シミュレータに、もっと視覚的に優れたシミュレーションを行う機能がいくつか追加されました。その中でも最も重要な物が、Fluid Mesh 上で内部的に Isosurface のサブディビジョンを行う機能です。これは Fluid Object に SubSurf モディファイアを適用するのと似たような動作をしますが、こちらの方が優れており、素晴らしい Fluid Particle 機能があります。
設定は Domain タブの3ページめ(Bn)にあります。値が1の場合、サブディビジョンは行われず、値が増加するごとに Fluid ボクセル毎の分割数が増えていきます。そのため、最終的な Mesh のポリゴン数はすぐさま増大し、大量のディスクスペースが必要になるかもしれません。大きな Surface Smoothing 値と組み合わせる時は注意して下さい―Surface Mesh 生成により、計算時間が長くなる可能性があります。
Fluid particle
Fluid particle も大幅に改良されました。現存の Blender の Particle を発生させるオプションに加え、Fluid Particle は Fluid Mesh 内に新しい形状を生成できるようになりました。Particle は新機能の Isosurface サブディビジョンオプションを利用しているため、Surface Subdiv が2以上である必要があります。
このオプションにより、Domain の Resolution を大きくしなくても多くの水滴が表現できるようになり、流体シミュレーションの見栄えがかなりよくなります。Particle は Preview Surface モードにはなく、Final Surface Mesh にのみ含まれることに注意して下さい。Preview モードは Particle を表示しません。
サンプル
上の画像で使用された .blend ファイルを下のリンクからダウンロードできます。
fluid6_testmanc.blend09.2.10 追記
2.48以降ではこのサンプルがそのままでは正常に動きません(ManCandyの攻撃がすり抜けてしまう)。これはモディファイアとして評価されるようになったためです。
fluid6_testmanc.blend内の ManCandy オブジェクトを選択し、Editingコンテクスト([F9])の Modifier パネル内の Fluidsim モディファイアの位置を Armature モディファイアの下に移動することで解決します。
Fluid Inflow/Outflow/Fluid "Export Anim" オプション
Inflow、Outflow、Fluid Object が、Path にそって動く Object や Armature を適用した Object のような、デフォームされた Object でも動作するようになりました。使用には、Fruid Simulation パネルの Inflow タブ内の、"Animated Mesh" オプションの "Export" ボタンを ON にして下さい。このオプションの使用には、Ipo の Loc、Rot、Size のキーは必要ないことに注意して下さい。
Path に追従する Inflow Object のサンプル。
画像は Blender アーティストである Gimble 氏の提供によるもの
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