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Blender 2.41



2.41スプラッシュ一ヶ月未満の開発期間 ― これは短く、素晴らしいリリースサイクルです。このリリースでは、GLSL シェーダや、複数の Material と UV マップが使用できる機能、マルチビューポートのような、数々の素晴らしい新機能が追加されたゲームエンジンに焦点をあわせています。同様に、Armature システムの復活のような、多くの重要な修正もされています。もちろん、Blender のコアツールも改良されており、SubSurf の UV マッピング修正や、ライブスカルプティングツールの追加、Set Chain、多くの Python スクリプトの追加を改良、そして、他の Python 関連の改良と修正とともに、Pose モジュールが追加されています。



Game Engine


GLSL シェーダ、Game Engine 内で Blender の Material を使用できる機能、マルチ UV セット、マルチビューポート、Armature の復活、ポリゴンの両面ライティング、Alpha テストソート、音声の復旧、Bullet 剛体力学&衝突判定システム、その他大量の Game Engine の修正がされ、Game Engine の熱狂的ファンにはたまらないリリースとなりました。


GLSL ピクセルシェーダ 

GLSL ピクセル/バーテックスシェーダ


Game Engine 用のピクセル/バーテックスシェーダのプログラミングが可能になり、より洗練された、魅力的なエフェクトが実現できます。



Blender Material 

Blender Material


以前の Game Engine では、Blender の Material の機能のほんの小さなサブセットの、特別な Material システムを使用しなければなりませんでした。このリリースから、マルチテクスチャやマルチ Material、Material IpoCurve などの、ほとんどの Blender の Material の機能にアクセスできるようになりました。更に、Game Engine のユーザが複数の UV のセットを Game Engine 内で利用できるようになりました。



スクリーン分割とマルチビューポート 

スクリーン分割とマルチビューポート


スクリーンを分割し、違う Camera からのビューを同時に表示できるようになり、ビューをはめ込むことも可能になりました。



物理演算 

物理演算


このリリースでは多くの修正が物理演算システムに行われました。



機能の復活など 

機能の復活など


Armature(2.40のアニメーションリライトにより一時的に消失)と、サポートしている全てのプラットフォームでのサウンドの、二つの大きな機能が復活しました。また、ユーザはスムーズな動きと、全体のクオリティの向上に気づくでしょう。



コアツール




UV 展開の Subsurf 

UV 展開の Subsurf


UV 展開が SubSurf された UV 座標を利用するようになり、より正確な UV 展開が可能になりました。



Set チェーン 

Set チェーン


Set チェーンは、Main Scene に、'サブ Scene' を収容できます。この時、Main Scene は含まれているサブ Scene の変更により、簡単に調整できます。



Python


非常に大量の改良が、Python の領域で起こりました。Pose モジュールの復活ははじめとした、たくさんの Python API への追加や、多くの強化と修正が行われました。また、Sculpt ツールと、Mesh リラクゼーションブラシ、tri2quads スクリプト、その他多くの素晴らしい入出力スクリプトが追加され、同様に多くのスクリプトが更新されました。


Python ツール 

Python ツール


今回、二つの素晴らしいツールが追加されました。Mesh Sculpting は、Mesh を粘土のように押したり引っ張ったり伸ばしたりでき、他にも多くの素敵な機能があります。tri2quad は三角形から四角形を賢く作成してくれます。更に Texture baking スクリプトなども更新されています。



入出力スクリプト 

入出力スクリプト


Direct X スクリプトが更新、アニメーションをエクスポートできるようになり、Collada もアニメーションのエクスポートが追加され、open-flight など、その他のスクリプトも追加されました。



Pose モジュールとその他 API 

Pose モジュールとその他 API


かなり多くの改良が Python API に行われました。スクリプト作者は Mesh モジュールを完全に使用できるようになっただけでなく、アニメーションのインポートとエクスポートを行うために必要な物を得ることになりました。



バグ修正


全てのバグの滅亡!


クレジット


以下はこのリリースに貢献された開発者の方々です。(敬称略)[wiki]
-Alexander Ewering (Armature.c の修正)
-Bart (vrml と x3d export 更新)
-Ben Omari (Direct X exporter 更新)
-Brecht Van Lommel (SubSurf 用UV)
-Bruce Merry (ply import & export)
-Campbell Barton (Sculpt ツール、tri2quad、Python のクラッシュ修正、その他 Python とスクリプトの修正、スクリプト管理)
-Charlie Carley (Game Engine: Armature の復活、GLSL シェーダ、Blender Material)
-Chris Want (さまざまなバグ修正)
-Dino Ghilardi (xfig exporter)
-Erwin Coumans (Game Engine 管理、物理エンジンと Game Engine 内のクラッシュの修正と多くのバグ修正)
-Greg MacDonald (openflight import/export)
-Hans Lambermont (FreeBSD makefile のメンテナンス、gameplayer 修正)
-jean-michel soler (insertShapeKey、tex2ubaker、svg import、hotkey スクリプトの更新)
-Jean-Baptiste Perin (bvh to armatures スクリプトの更新)
-Jens Ole Wund (MSVC6 ビルドメンテナンス、Transform 修正)
-JLuc Peuriere (OS X Makefile メンテナンス、Game Engine ビルド修正)
-Joseph Gilbert (Python のクラッシュ修正、プロジェクトファイルメンテナンス、Pose モジュール、その他の Python 修正)
-Jonathan Merritt (libtiff の初期作業、2.40 での動的読み込みサポート)
-Ken Hughes (大量の Python 修正、多くの Python API 追加)
-Kent Mein (コンパイラ Warning 修正、Makefile メンテナンス)
-Lagan (Game Engine: ビューポート/スクリーン分割、Alpha テストソート、両面ライティング)
-Levon Hudson (Material Ipo 追加、Halo と Radial blend type)
-Loic Berthe (Bevel center スクリプト更新)
-Martin Poirier (Python の pupblock、Python 修正)
-Michael Reimpell (get/set relative key)
-Mika saari (Unicode の UI バグ修正)
-Mikael Lagre (Collada import & export 更新)
-Nathan Letwory (set chain)
-Nils Thuerey (Fluid の修正)
-Njin Zu Chen (Gameplayer 修正)
-P-Luc Auclair (Quickstart guide 更新)
-Serhij Dubyk ( ウクライナ語 tooltip 翻訳)
-Stephen Swaney ( Python バグ修正)
-s.a. (get_constraint_target()バグ修正)
-Tom Musgrove (リリース管理、リリースドキュメント、スクリプト管理)
-Ton Roosendaal (バンプマップ修正、クラッシュ修正、その他修正、Crazyspace 修正)
-Tron Thomas (getVertexInflueces 修正)
-Willian Padovani Germano (クラッシュ修正とスクリプト管理)
-Yann Vernier (gen_utils.c 内のクラッシュ修正)
[/wiki]


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Last update: Jan 25 2006.
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