元記事:
2.37a Release Notes
2.37a リリースノート
重要な修正!- ファイルからの Append が、"last loaded file" に文字列を設定しないようになりました。これは偶然ライブラリファイルに上書き保存してしまうことがあったからです。
- International Font サポートがラテンフォント以外で壊れていました。
Mesh EditMode- Face部分の描画オプションが正しく働いていませんでした。
- Remove Doubles オプションが、hide されている Vertex も処理するように。
- ワイヤフレーム表示最適化コードの調整:現在二つの Face が共有する Edge のみ消去するようにし、それ以上は行わないようになりました。
ファイル関連- Blender ファイル(Libraryとして使用)の再帰的なリンクがちゃんと動作するようになり、相対パスも動作するように。(2.37で修正されたと報告されていました)
レンダラ- Ortho レンダリングが、不正なサブピクセルサンプリングを行っていたため、影もしくは深度の計算に間違いが起こっていました。
- Area Light のレンダリングをスレッドセーフにしました。
- Area Light の ソフトシャドウが半透明な影も同様にソフトにレンダリングするように。
- AO の samples が OSA のサンプル量より低い時、間違ったレンダリングがされていました。
- EnvMap オプションで、Load で画像を読み込んでの使用が、スレッドセーフになりました。
- Stars オプション(World Buttons) が[Esc]キーイベントの飲み込みと誤解を起こしていました。
- Ward-Iso スペキュラを少し調整。背面からのライトを正しく処理していませんでした。
- "do sequence" がセットされた Scene の場合、OpenGLプレビューレンダーオプションがクラッシュしていました。
Transform- 精度のエラーにより、Rot([R]キー)が0.02度から開始してしまうことがありました。
- 極端なズーム時、ウィンドウに投影されている Transform の中心の計算を失敗していました。
- Proportional Editingモードで、[-]キーもしくは[+]キーを押すと、デフォルトで数値入力するように。[Alt]+[-]/[+]もしくは[PageUp]/[PageDown]キーで、Proportional エリアの大きさの調整ができます。(訳注:マウスホイールでもできます)
- Transform 中の Local 軸制限が、Constraint を持つ Object では正しく動作していませんでした。
- Proportional Editing 中もしくは Curve の hide されたコントロールポイントでの、Transform 変換(transform_conversion)のクラッシュを修正。
インタフェイス- Windows: マウスボタンリリースイベントが、Blender のボタン押下として実行されている時がありました。
アニメーションシステム- Armature のオプション、"Delay deform" が再び動作するように。
- SoftBody/Particles: 衝突判定がどんな形の四角形でも動作するように。
- Mesh EditMode を抜けた時、同じ Meshデータを使用する他の Obejct が SoftBody 再計算の信号を受け取るように。これは以前、クラッシュする結果になることがありました。
3D Window- VertexColor のある、Shadeless な Object の色がおかしくなるのを修正。
- [N]キー properties パネルと、Centre オプションが Normal と Face の中心を更新するように。
Python- API ドキュメントを更新。(blender.org のメニューを見てください)
- Lamp Ipo へのアクセスが可能に。
- Blender.sys.dirname() に、windows/unix のスラッシュの問題がありました。
- Python/Fileselector の修正:スクリプトから呼び出されている FileSelector から他のスペースへの移動により、スクリプトが Open でハングし、アクセスできなくなっていました。
- 2.37 PythonスクリプトのGUI: event 8 が無視されるように。
- FileSelector コールバック内でプログレスバーを読んでいる、GUI のないスクリプトが、終了時に以前のスペースを返していませんでした。
- Window.Theme モジュールに、構文カラー(syntax colors)へのアクセスを追加。
- 二つの pyobject の参照のカウントがスライダのコールバック中で減らされていませんでした。
- Text3D モジュールの setText() が文字列の長さの変数を更新せず、メモリの混乱の原因となっていました。
- Curve API を色々修正と更新。
スクリプト- Jean-Michel Soler氏による更新:svg2obj (svg パスインポート)、eps、tex2uvbaker、fixfromarmature
- Campbell Barton氏による更新:obj import/export、console、skin(bridge/skin/loft)
- 小さい変更:vrml97 export を Unix の改行コードに変換。
- ac3d exporter、help browser、save theme を更新。
Yafray- WardIso のスペキュラ量のスケールを Blender の出力と合わせました。
- Halo Spotlight の 'samples' を新しい YafRay の構文を使用するよう更新。
- ライティングに HDR の背景画像を使用した時('Full' GI の 'SkyDome')、現在は常にスムーズなライティング結果が得られるわけではなくなりました。特に小さな光源の HDR 画像では、現在の YafRay はまだ力押しのランダムサンプリングに頼っているため、非常にノイズが多くなる可能性があります。
一時的に簡単な解決策(「次世代の」YafRay ではもっといいオプションが使用できる予定です)として、すべての(もしくはほとんど)のノイズをスムーズにするため、YafRay が画像にいくつか処理を施せるようにしました。
スムーズなライティングに加え、AA があまり仕事をしなくてもよくなり、GI quolity も低いレベルに設定にでき、それでも合理的にいい結果が得られるという利点があります。このオプションをONにするには、World の Image Texture の filter パラメータを1.0から上にセットして下さい。
'filter' が1.0以下の場合、通常の HDR サンプリングが以前のように行われます。
よって現在、最速の IBL 設定は、背景画像の Texture Image の filter パラメータを1.0より上にし、GI を 'SkyDome' タイプに、'Cache' はONに(Scene に多くのバンプマッピングがある時は、できれば 'NoBump' もONに)、'Quality' メニューを 'Use Blender AO settings' に、Blender の World Buttons 内の AO をONにし、AO の samples を1に設定、です。
少なくともプレビューではこれでいいでしょう。