Timeline
Timeline は、Blender でアニメーションの編集をサポートする、新しいウィンドウタイプです。アニメーションのコントロールに充分な機能を一通り揃えているだけでなく、より進んだアニメーション再生方法も提供しています。
UIアニメーション
Timeline の "Play" の使用時、Blender内のウィンドウは完全にインタフェイスが生きたまま、内部タイマシステムにより更新し続けるようになりました。キーの編集やモデリング、Material の設定の変更、そしてちょうど今、一番便利だと思われる、SoftBody の機能をセッティングの調整中にどんな風に動くかを観ることができます。
ツールの使用(Transform もしくはボタン)はまだ再生を一時的に止めてしまいます。
再生スピードは「秒間フレーム数(Frames Per Second: FPS)」値(プルダウンメニューを参照)に沿ったタイミングシステムにより、コントロールされています。音声のシンクロ(Audio Sync)が設定されていない場合は、最大スピードで再生します。
"Playback" プルダウンメニューで、他のどのウィンドウをリフレッシュするかを決めることができます。Blender内の '現在のフレーム(current frame)' は全体的な値であるため、リフレッシュしないウィンドウでもまだ、再描画時に更新された瞬間を表示します。
注：[Alt]+[A]のアニメーションホットキーはまだ従来どおり動作し、現在のウィンドウ(もしくは[Shift]+[Alt]+[A]で、現在のウィンドウ＋すべての 3DWindow)の再生を妨害します。
再生は Screen 自身によってコントロールされるため、他のScreenに切り替えると停止します。
アニメーションコントロール
オプションは左から右に説明しています。
- 最初のフレームへ
- ひとつ前のキーへ
- Play/Pause：再生開始もしくは停止
- 次のキーへ
- 最後のフレームへ
- 記録："Auto key insert" オプションがセットされていると、Object や Bone のそれぞれの Transform に変更がある毎に、キーフレームが追加されます。
- 音声同期：Sequence Window の Audio Strip と再生を同期します。Audio Strip がない場合、現実時間に同期して再生されます(フレームがスキップする可能があります)。
Marker
特定のフレームでホットキー[M]を押すことにより、Marker が設定できます。これはアニメーション再生中([Alt]+[A]も)でも動作します。正確なタイミングの印として、もしくは音声とのシンクロなどに非常に便利です。
Marker に名前をつけるには一旦選択し、[Ctrl]+[M]を押して下さい。
Marker は動かすこともできます(選択してドラッグ、もしくは[G]キー)。
削除は[X]キーです。
[PageUp]/[PageDown] を使用することにより、次/前の Marker に移動できます。
キーフレーム
アクティブ Object のキーフレームは、Timeline中では小さな線として表示されます。黄色の線は Object キー、青の線は Action キー、赤の線は Material キーを表現しています。
[Ctrl]+[PageUp]/[PageDown]を使用することにより、次/前のキーに移動できます。
他のホットキー
- [S]と[E]で現在のフレームをアニメーションの Start、End フレームに設定します。
- 右マウスボタンで、他のほとんどの「一時的なモード」のように、アニメーション再生のキャンセルができます([Esc]と同じ機能です)。
- [T]でフレーム表示(Frame)と秒表示(Second)との切り替えメニューがでます。
- [C]で現在のフレームを中心としたビューになります。
- [Home]で Start フレームから End フレームまですべてを表示します。
TODO
- Windows用の、時間を(すべてにおいて)更新しないオプション。
- Transform 中もアニメーション再生を続ける。
- 現在ある、再生を妨害する[Alt]+[A]と、新しい方法の衝突の解決。現在はまだ両方がお互いに分割されています。
デザインとコーディング：Matt Ebb氏、Jiri Hnidek氏、Ton Roosendaal氏