変更可能なオクトツリー解像度
レイトレーサは使用しているオクトツリーの解像度を変更できるようになりました。標準サイズ(64×64×64)では一つのモデルが小さな環境にあるような、小さいシーンで丁度上手く動作するように作られており、大きなシーンや大きな環境では指数関数的に遅くなっていました。
大きなオクトツリーの弱点は構築に時間がかかることと、走査に余計なオーバーヘッドがかかることで、経験に基づいた調整の余地があります。
新しい"Octree resolution(オクトツリー解像度)"ボタンがRenderButtons(F10)のRenderパネルの一番下にあります(訳注:Rayボタンを押さないと出現しません)。 サイズは現在、64、128、256、512をサポートしています。
下のサンプルはtest2.32ファイルのmonkey_cornelius.blendです。 レンダリング時にはトータルで三角形ポリゴン6万枚です。
標準のシーン |
| 2倍シーン |
| 4倍シーン |
| 8倍シーン |
| 16倍シーン | オクトツリー サイズ | メモリサイズ | 標準シーン | 2倍シーン | 4倍シーン | 8倍シーン | 16倍シーン | 64 | 10MB | 0:22 | 0:44 | 2:31 | 10分以下 | 1時間以下 | 128 | 12MB | 0:24 | 0:25 | 0:50 | 3:09 | 10分以下 | 256 | 21MB | 0:35 | 0:32 | 0:33 | 0:52 | 2:52 | 512 | 64MB | 1:21 | 1:04 | 0:50 | 0:46 | 1:08 | |