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Python API新機能

Python 2.3.x
このリリースでBlenderはPython 2.3.xをサポートしました。

新しいモジュール
5つの新モジュールが追加:Mathutils、Render、NLA、Noise、Library

  • Mathutils: matrix、vector、quaternion、euler型のために追加。各型間での変換と、標準の型のような逆行列(?)・乗算・回転のような演算をサポート。
  • Scene.Render: Sceneのレンダリングをサポート。Sceneモジュールはシーンのレンダリングオプションの設定に使用できるレンダリングコンテクストを返します。また、レンダリングウィンドウの操作と再生もサポートしています。
  • Armature.NLA: Actionのサポートを追加。PoseをArmatureモジュールを通じてActionに関連付け可能です。ActionでArmatureのIPOへのアクセスができます。
  • Noise: ノイズジェネレータのサポートを追加。このモジュールで地形やアニメーション、オブジェクトの変形やノイズアルゴリズムが必要なテクスチャの生成に使用できます。
  • Library: このモジュールで.blendファイルのオープン・クローズができます。ファイルからDatablockをインポートし、Sceneにリンクできます。
改良
- addBones()がArmatureのBoneにリンクできるようになりました。

- Armatureモジュールにペアレントがサポートされました。

- Boneモジュールにhide/unhide、draw axes、nameがサポート。

- BezTuple.setPointsで引数にタプルとリストが利用可能に。

- ObjectモジュールにtimeOffsetがサポートされました。

- APIにPythonスクリプトのコマンドラインでの実行を追加。

- コードドキュメントと管理の質的向上。

- Blender.sys.time()がPythonのTimeモジュールを必要としていたのを削除。


バグ修正
- バグ #1014 - 新規IpoCurveのハンドルをautoにするように。

- バグ #986 - ボタンの文字列のリサイズ。

- バグ #1078 - redraw()でスライダがクラッシュしていたのを修正。

- バグ #1115 - 存在するIpoCurveを変更する機能を追加。

- バグ #1025 - File Selectorのコールバックでsegfaultが発生していたのを修正。

- バグ #1028 - 予約済のボタンイベント番号について修正。

- バグ #1068 - 実際には機能のリクエスト:FileとImageSelectorにfilenameのパラメータを追加。

- バグ #959 - バックグラウンドレンダリングでsegfaultが発生していたのを修正。

- バグ #1072 - redraw()でsegfaultが起こっていたのを修正。

- バグ #1146 - メニューでメモリリークが起こっていたのを修正。

- Textureモジュールの予約済のテクスチャタイプを修正。

- スクリプトメニューのPathの名前を修正。

BPython APIリファレンスドキュメントが近日公開予定です。

このリリースに際し、Python関係の開発者であるJordi Rovira i Bonet氏、Joseph Gilbert氏、Willian P. Germano氏、Michel Selten氏、Alex Mole氏、Jacques Guignot氏、Stephen Swaney氏、そしてPythonコミュニティからの貢献されている皆さんに感謝します。

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