2 game engine Tuhopuu blender for windows
遅れましたが、遂にTuhopuu blenderにgameEngineが搭載されたwindowsバイナリが登場しました!
このblenderは物理演算エンジンにODEと、Ton氏がNEOGEO在籍時に書かれたEnjiの二種類が搭載されており、WorldButtonsWindowでその種類が選択できるようになっています。ちなみにこのEnjiですが、どうやらBlender2.04まで搭載されていた、例のSectorが必要なEngineのようで、Spaceを押すと止まったりもします。詳細はこちらのスレッドでSaluk氏が書かれているので、あわせてお読み下さい。
で、うちでも早速実行してみたのですが、サンプル群はちゃんと動くものの、私が作成したblendファイルはエラーがでて全滅でした。以前DLしたファイルも回転ができなかったりと、不具合がありました。
まだまだ完全な動作には遠いのですが、gameBlender復活の第一歩となる事は間違いないでしょう。期待に胸が膨らみます。
Oren-Nayar-Blinn material model Blender Windows version.
という訳でcessen氏のOren-Nayar-Blinnモデルをサポートしたtuhopuu BlenderのWindows版(長い…)が出ました。
リンクされているzipファイルには.exeしかありませんので、足りないDLL(python22.dll、fmod.dll)を同じディレクトリにコピーするか、いっそのこと名前を変更して(例:tupublender.exeなど)、Blender2.26と同じディレクトリにコピーした方が早いと思います。
シェーディングモデルの設定はMaterialButtonsWindow内にあるボタンで行います。
[Phong][Blinn][Toon]の3種類から選択、各モデルに合わせて設定できるパラメータも変化します。
[Phong]…従来と同じ。ただし、明るくなり、調整が必要です。
[Blinn]…今回の目玉。
- IOR:屈折率。実際には光源と視野角に対するパラメータで、その角度に対する明るさの変化の度合いとして働きます。大きいほど鉄の表面に近くなります。
- SRough:スペキュラに対する荒さ。
- DRough:ディフューズに対する荒さ。
[Toon]…設定次第なんでしょうか…。ztonzy氏による作例。
- Spec:スペキュラの明るさ。
- SpcSize:スペキュラのサイズ。
- DiffSize:ディフューズのサイズ。
また、RenderButtonsWindow内にも[Blender Internal] [Blender Unified] [3delight(might work)] [PIXIE(not working yet)]を選ぶことができ、セッティング項目のあるものはセッティングができます([Renderer Settings])。
Oren-Nayar-Blinn and Toon shader added to Blender.
先日から追ってきましたCessen氏のOren-Nayar-BlinnレンダラがTuhopuu Blenderに統合されました。ただし、まだLinux版のみで、他のOS用バイナリは誰かがコンパイルしてアップロードするのを待つ状態のようです(氏はWindows環境を所有していません)。
ちなみに最新版は3ページ目以降にあります。
Oren-Nayar-Blinn material model Blender version.続報
その後も改良が続けられ、従来のLambert-Phongと新たにToonが選択できるようになっています。ただし、まだLinux版のみです。Rendererの改良を待ち望んでいる方にとっては要注目のスレッドかもしれません。
Oren-Nayar-Blinn material model Blender version.
tuhopuu blenderに、Oren-Nayar-Blinnを実装したものが登場。
cessen氏作。Oren-Nayarとは、布や土壁など、ざらざらしたものを表現するのに適した方法で、従来のLambertとは違い、新たに違うパラメータが追加されます。
また、Blinnモデルとは、従来のblenderで採用されている(というかOpenGLデフォルトの)Phongのように経験則で決められた方法とは異なり、スペキュラ計算がより物理法則にかなった方法になります。簡単にいえばよりリアルになるということです。
これにより、blenderのレンダラでは表現しにくかった/できなかった物体の表現が可能になりました。
現在では残念ながらLinux版のみであり、また、従来のPhongレンダラを書き換えたもので、Phongとの選択はできないのですが、cessen氏による"Plan"が実現されれば、非常に魅力的なものになると期待されます。
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