Trickle Project

投稿日時 2009年10月24日 | カテゴリ: コミュニティ・話題

元記事:Trickle Project - BlenderNation

Tim Formica [Room335]氏による記事です。

Trickle Project" は、イタリアのSpark D.E.社によるプロジェクトで、オープンソースソフトウェアの思想と、その拡散を取り計らっています。Trickle Project を立ち上げた Paglia氏と Lorenzo Pierfedericiは、Blender Conference 2009で Trickle Project とは何か、そしてその思想について披露するよう、参加を打診されました。



Trickle はトレーニングと開発に焦点を合わせています。Blender に自信が持てるようになる、3Dアーティストへのトレーニングや、他のソフトウェア同様、3Dアニメーションパイプラインを管理するため、Blender用のツールの改良や新機能の追加のための開発を行います。

簡単にいえば、Blender を使った3Dの短編を実現するため、Spark DE は3Dアニメーションの経験と技術を、若いアーティストの小さなグループ(3人)と共有することを提案しているということです。その目的は30秒の短編を3カ月で完成させることです。

この3人の若いアーティストたちは1週間に2日 Spark DEで働き、それぞれ特定の役割をチーム内で持っています(モデラ、リグ作成/アニメータ、シェーダ/光源設定)。彼らはベストのプロットを得るため、アイデアを共有し始めています。一旦ストーリーが用意できたら、プロジェクトが最後に到達するまで、各ステップを駆け抜けます。

Trickle Project の目的は単なる短編のコンテストではありません。その知識で若いアーティストたちを自由に成長させ、アニメーションのプロとともに仕事させることができるようにするのが主な目的です。これらの若者は、当初 Trickle Project を始めたときは他の3Dアニメーションパッケージの知識を個人的に持っていたのが、この体験の最後には、もっと Blender と制作に対し自信を持つようになりました(少なくとも Spark DE 内では)


このプロジェクトをもっとくわしく知りたい方がいましたら、Spark DE のブログにどうぞ。Trickle Project の最初の結果、"Hit & Eat" と呼ばれる短編、そして最新のプロジェクトを紹介する15秒のアニマティクスが観られます。





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