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Blender.org : Animatics for Motion Pictures and Blender
投稿者 : yamyam 投稿日時: 2004年07月17日 (2179 ヒット)

元記事:Animatics for Motion Pictures and Blender

ton氏による、Spiderman2のアニマティックを手がけられたAnthony氏の転載です。

Anthony Zierhut、2004年7月15日

私はアニマティックアーティストとして、映画のプリプロダクション段階早期に雇われることが最も多いです。ディレクターは普通、ストーリーボードアーティストと私とどう特殊なシーンを実現すべきかを話し合います。ストーリーボードは描かれるかスキャンされます。私はディジタルで前景、中景、後景レイヤに絵を分割し、音響効果、セリフ、音楽、そして私が3D要素とアニメーションを請け負ったシーンのアクションとして含め、これらをディレクターの指示どおり動かします。最終結果は小さなムービー―もしくは「アニマティック」―これはまだフィルム化されていないシーンのアニメーションバージョンと似たようなものです。多くの創造的なアイデアと詳細な計画がこの方法でテストでき、撮影日の時間と経費が節約できます。
さらにフィルム撮影後にも、アニマティクスは編集された映画の中の、まだ完了していない面倒な視覚的効果の場面の場所取りとして使用することができます。
私はストーリーボードアーティストになって20年になり、映画のアニマティックを制作して5年になります。近年の「ディジタル革命」は洗練されたアニマティックを従来より低価格、迅速かつ簡単に作成できるようにしました。そしてディレクターは、アニマティックが彼らの想像を現実化できるようにするための、素晴らしい助けに出会えたのです。


数年前、文字通り、3Dアニメーションは全く新次元の正確さ、明快さ、リアリズムを従来の2Dアニマティックプロセスに加えることができることが、私にとって明確になりました。
私は3Dの経験を必要なことを悟りましたが、3Dパッケージへの投資は高価でした。私がBlenderがLinuxでしか利用できないと思っているとき、友人はそうではないことを告げました。私がWindowsでダウンロードした最初のバージョンは2.03でした。私は早速触りはじめ、すべてのオンラインTutorialをプリントアウトし、勉強しました。ついにはBlender Book(訳注: Carsten氏の本のこと)、そしてその後Blender2.0マニュアルを買うにいたりました。
私はこのフリープログラムができることに完全に驚かされました。私はBlenderが対応できないことにぶちあたるまで、私の2Dアニメーションパッケージソフトとともにアニメティックのために使用してみようと考えました。しかし、それは実際には起こりませんでした。その工程の途中で、モデリング、テクスチャ、ライティング、UVマッピング、パーティクルアニメーション、背景との合成、さらにリギング、スキニング、完全な間接のIKキャラクターについて学んでいきました。より多く学べ学ぶほど、そのプログラムはより深いものに思えました。ひとつ言い忘れていましたが、私はBlenderを業務に週5日、1日12時間、何週間も続けて使用していました。

最終的には、資産を共有するため、Meshの変換の時間を節約するため、インタフェイスを他のアニマティックアーティストとのすばやいやりとりのため、そして職を維持するため、私はLightWave3Dに切り替えました。しかし私のところでは、さらにその後もBlenderは完全に生き残っていました。私がBlenderで習得したことで、初めてLightWaveを実行しなければいけなかった時、一日で私の最初の場面を作成することができたからです。二週間で私は完全にLightWaveを使用できる自信がつきました。私はこれを(1.) 3Dの基本と応用についてBlenderからとても多く習得した、(2.) 驚くべき主な相似点が二つのプログラムにあり、さらにいくつかのキーボードショートカットも似ている。ことが原因と信じています。
私が走らせたBlenderの最後のバージョンは2.28です。Blenderがとうとうレイトレーサやいくつかの改良されたMesh編集ツールを得たニュースは、私を本当に興奮させました。しかしながら、私は仕事が忙しくてすべてをチェックするのを延期しなければいけないだろうこと、そして雇用を維持するため、Mayaの習得に全く没頭せざるを得ないと思われるからです。しかし、言葉ではblender作成のためにTon Roosendaal氏と会社に対する感謝の気持ちを表すのは難しいです。このパワフルで、奥深く、信じられないほど役立つツールは私がハリウッドの映画産業で生計を立て、刺激的で価値のある作品を得るのを直接助けてくれました。


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